車の切れ目を待つが
シャッターチャンスがつかめない。

沼の向こうの側も
すぐ下の道も
まだ暗いというのに
ひっきりなしに車が通る。

遠くの空が薄赤くなるころ
レンズに触れる指先がしびれ
つま先から痛みが登ってくる。

沼が凍り始めたようだ
風があるのに
波立たない水面が広がる。

モニターに残るヘッドライトの光跡
「正月休みは終わったんだ」
毎日が日曜日なのに
久々に出勤を思い出す。

 
(2002.1.7 手賀沼)


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