主が通わなくなって
時間が止まってしまった釣り宿
カレンダーは---1998年2月---のまま

どこかで見たことのある写真
そうだ
手賀沼コンテスト入賞作品だった

裸電球の下
ベッドの重みで沈んでしまった床
倒れた椅子

埃のつもったテーブルに鉛筆が一本
レジに使ったであろう空き缶
どこかに最後の日のにおいが残っているようだ

 
(2002.6.4 南部手賀)


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